一生フリーターでも良いですが、死ぬほど辛いと思いますよ。


フリーターの中でフリーターのままでも良いと思う方がいます。しかしその決断は、本当に厳しい道になるかもしれません。

フリーターでも良いですが、フリーターの辛い部分も理解しましょう。

一生フリーターで生きていく人が将来直面する辛いこと

辛いこと① フリーターは将来賃金が上がらない

以下の図は、厚生労働省が平成29年に調査した雇用形態による賃金の違いです。

正社員と非正規社員では、30歳くらいまでは大して賃金に変わりがありません。ところが30代中盤くらいにになれば、非正規社員の約1、5倍の賃金になっています。それで50代くらいになれば、2倍くらいの賃金をもらうようになります。

これは、意外ときついことです。

辛いこと② 世間から馬鹿にされても我慢する

若いころは、自分と同じだと思っていた人が、数十年の時を超えて、自分とは全く違うステージにいることに気づきます。

自分の生活でいっぱいいっぱいの中、昔の友達は、大きな役職を持っていたり、車・家・子供がいたりします。「部下が何十人もいる」、「収入が自分の2倍も3倍もある」など、フリーターの自分ではとてもできないことをやっている可能性があります。

アルバイト先でも、年下の人が増えてきます。年下の社員から「○○さん、まだ就職しないの?」と聞かれたりします。自分より給与が高い年下の正社員にバカにされながら働く可能性もあります。

社会からの信用もない

世間的な信用がないことで、ローンが組めなかったりする可能性があります。というのもお金がない人にお金を貸せないというのが正確な表現です。

特に住む場所は深刻です。正社員の方は、マイホームを買っているので問題ないのですが、フリーターは賃貸が必要です。

特に年齢が上がってからは、十分な貯金がある等の具体的な信用がない限り、フリーターの方が賃貸を借りることが難しくなります。住むところが確保できない可能性があります。

辛いこと③ 僅かな収入でも少しずつ貯金いないといけない

労働を辞められるときは、お金が十分たまった時です。日本人の寿命は、85歳です。生活費は、85歳までかかります。その85歳までのお金を貯めないといけません。

60歳で仕事を辞めて、日本の平均寿命の85歳まで生きたら25年もあります。月々10万円の生活費だとすると、年に120万円は必要です。老後に必要なお金は、25年×120万円=3000万円です。

正社員が加入している厚生年金だと平均受給月額は、約14万5,000円なので、別に老後資金を貯める必要がありません。一方、フリーターが加入している国民年金をフルで払い続けてももらえるお金は、月々5万円です。

残りのお金は、自分で貯めないといけません。フルで国民年金を払っても、1200万円くらいにしかなりません。約1800万円くらいは、自分で貯めないといけません。

これをフリーターとして貯めないといけません。

副業をすれば、フリーターでも人生逆転できる?

一応副業についても触れておきます。副業をすればお金を稼げて人生が逆転するというのは、正直難しいです。

副業のライター、Webデザイナー、プログラマーでも、誰でもできそうな仕事が外注されているという構造は、変わりません。要するに安い労働力で雇われているので、バイトと変わりません。

もしそういった仕事でなくて、成果に合わせて高い報酬を手にできる仕事があるならスキルや経験が必要です。スキル・経験があるから単価の高い仕事をもらえるのです。

なので、副業、起業をするにしても、まずは就職をし、スキル、経験を学んだ方が良いと思います。会社に行って、色々経験させてもらいながら副業でもお金を稼いだ方が収入が上がると思います。

辛いこと④ 最悪生活保護を頼らないといけない

生活保護の条件は、収入が最低生活費以下、 株や不動産や車、貴金属など の資産がない、援助してくれる親族がいない、働けない状態にあるの4つです。

そういった条件になると生活保護の対象になります。

生活保護を受けるとお金の使い道を管理されたり、親族に連絡がいったりします。なので親族に10万円もない事がばれる可能性があります。

そういった事態になりかねないのは、以下のような状況の時です。

ケース① バイト先が見つからない

フリーターでも歳を取ると、アルバイトですら採用してもらえない可能性があります。特に単純労働などの仕事は、体力勝負です。若い人の方が体力あるし、柔軟性が高いので、多くの人がそちらを採用したいと思います。

また不況などに求人が減る可能性があります。そうなると仕事自体が出来なくなります。

ケース② 解雇される

正社員は、無期雇用を前提にしていますので、簡単に解雇はできません。しかしアルバイトは、有期雇用なので簡単に解雇しやすいです。

解雇された時に、正社員が当たり前のように入っている雇用保険や失業保険にフリーターの方は、入っていない場合があります。そうなると保証もないので貯金を切り崩すことになります。

貯金がなければ、生活が出来なくなります。

辛いこと⑤ 子供は諦めないといけない

フリーターで結婚、子供がかなり難しいと思います。

結婚に関しては、特に男性の場合厳しいと思います。男性の収入と結婚率は、ほぼ同じです。フリーターは、労働者の中で1番給料が少ない部類に入ります。そうすると結婚まで行きつく確率は、かなり低いです。

女性なら結婚があるから大丈夫?

一方で、女性フリーターの結婚率は高いです。ただ結婚したら、一生幸せになれるかは別の問題です。女性のフリーターが結婚をした場合、専業主婦か、そのままフリーターとして働く人が多いです。

そうなると家庭の収入源は、旦那さんになります。家庭内の力関係が旦那>妻になりますから、何をされても文句が言えない状況になってしまいます。結婚して、しばらくたってから他の女性と浮気をしない確証はありません。相手が金持ちであれば、あるほどモテます。

以下の記事では、結婚の難しさについて説明しています。興味があれば読んでください。

子供は厳しいと思います。

フリーターの方は、子供を産むのは難しいと思います。

というのも子供を育てるのに、何千万円とかかります。そのお金を旦那さん1人で育てるのは難しいと思います。子供は、大きくなればなるほどお金がかかります。

その際にお金がないと子供に選択肢を与えられないと思います。他の子どもが塾だったり、習い事に行っている間も子供に、自分がフリーターだからという理由で我慢させないといけません。

そうなってもフリーターから正社員になれたりもしません。それでも大丈夫ですか?

労働者の中で1番辛いのがフリーターだと思います。

辛い仕事をどうせしないといけないなら、時給の高い仕事をしましょう。

「フリーターって気楽で良いな。」とか周りに言われるかもしれません。しかしそれは、大きな誤解です。フリーターは、年々きつくなると思います。

給料も上がらないですし、歳をとって体力が減ってきても肉体労働をしていたりします。それは、かなり苦しいことだと思います。

フリーターの収入が上がっていかない理由

アルバイトの仕事は、基本的にやる気があれば、誰でもできる仕事に企業は、設計しています。
高いスキルが必要とされないので、多くの人が応募してきます。仕事に応募してきた人の中から安い人件費で、多く会社に貢献する人が採用されます。

だから安く働いてもらうことが大前提なのです。もちろんバイトでも大変だと思います。しかし仕事の設計上努力をしても、中々時間給が上がらない仕事をしているんで、企業は、給与を中々上げられないのです。

なので時給があげられる仕事をしましょう。企業の人件費割合は、2~3割くらいです。ということは、年収1千万が欲しかったら、あなた3000万円~5000万円くらいの売上を出せばよいのです。

会社員は部下を持って他人にお金を稼いでもらったり、スキルを付けることで、自分の時間給を増やします。それは、フリーターのままではできないと思います。

もし、正社員になりたいなら、就職活動のやり方を書いておくので、ぜひ参考にしてください。

30歳以下なら、就職活動をしっかりやれば、正社員に大抵の人がなれます。

フリーターが正社員になる際、企業は将来の成長を考えて、人を採用します。

したがって、就職で大切なのは、仕事に対しての熱意と年齢です。
同じくらいの能力なら若い人が採用されます。なので若ければ、若いほど就職に有利です。

求人が減るのは、25歳、27歳、30歳です。それ以降だと未経験から正社員になるチャンスがほとんどありません。

なので就職活動をするなら、早めにしましょう。

それでもフリーターが良いなら、一生フリーターでも良いと思います。

以上がフリーターの辛い部分です。もしこれでもフリーターが良いならそのままでも良いと思います。

実は、近年一生フリーターでも良いと思う人が結構増えています。「一生フリーターでいたい」と思う人の多くが、理由に時間と気楽さをあげています。

平日は毎日決まった時間拘束されて、時には残業もある正社員に対して、フリーターであれば自分の希望でシフトを組んでもらうことが出来ます。

趣味の時間を楽しんだり、資格、勉強の時間に費やすことも可能です。やりたいことを探すために、複数のアルバイトを掛け持ちすることもできます。

また正社員の場合、会社によっては営業ノルマが課されたり、大きなプロジェクトを任されたりして、責任が重くてプレッシャーのかかる仕事をしている場合が多いです。

その点、フリーターは正社員に比べて、責任が重くないことも多いので、精神的にもゆとりが持ちやすいです。

それらは確かに事実ですが、それが永遠に続くとは限りません。なので自分の人生をしっかり考えてください。

以下のページでは、中年フリーターにインタビューした記事があります。