既卒の就活で有名な大手企業は、無理だと思いますが、無名な上場企業なら採用される可能性があります。


既卒の人が、新卒で人気の大企業に入るのは、ほぼほぼ無理ですよ。

そもそも既卒を募集する企業は、人気のない人手不足の会社

新卒で就職活動をするのと既卒で就職活動をするのは、基本的に全然違います。新卒では、基本的に若手の人材を大量に抱え込む一括採用が基本になります。大企業、中小企業、ベンチャー企業が一気に採用を始めます。

一方既卒の採用は、新卒採用で十分な人材を確保できなかった企業や新卒入社した人が辞めた企業が採用活動をします。したがって大人気の企業に入るなら、新卒しか入り口がありません。

既卒の方で大手企業に入りたいという人がいますが、新卒で大人気な企業は、ほぼ無理です。例えば、伊藤忠商事、トヨタ自動車、三菱商事、サントリーグループ、三菱UFJ銀行、全日本空輸(ANA)、資生堂、JTBグループ、日本航空(JAL)、東京海上日動火災保険などは、新卒でも大人気です。

そういった企業は、新卒で採用したい人を確保できるので既卒や第2新卒を探す必要が基本的にありません。ただ大企業のどこでも必要な人材を集められているかというと違います。

大企業でも十分な採用活動が出来ていない会社も存在する。

大企業が就職活動で人気になりやすいのは、事実です。しかし大企業であれば、全会社が採用に困っていないかというとそれは、また違います。

株式会社リクルートキャリアが発表した就職白書2019の中で、従業員数が1000人を超える大企業と5000人を超える大企業に採用活動で十分な人数を集められているか調査しました。その結果が以下です。

従業員数が1000人~4999人の会社の34.9%は、採用予定人数より 若干 少ない人数しか採用出来ていないと言っていますし、12.9%に関しては、採用人数が全然足りないと言っています。

同様に、従業員数が5000人以上の会社は、30.3%は、採用予定人数より 若干 少ない人数しか採用出来ていないと言っています。また17.6%に関しては、採用人数が全然足りないと言っています。

このように新卒で十分採用人数を確保できていない会社が、既卒や第2新卒を採用しにくる可能性は大いにあります。

既卒でも就職した人の42%は、大手企業に入社している。

既卒の就職率は、新卒と比べてかなり低いのが現状です。しかし意外にも就職した人の中では、大手企業に入社する人が多いです。 2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査では、既卒者の就職先を調査しています。

その結果、24%が従業員数が1000人~5000人くらいの大企業、18%が従業員数5000人以上の大企業に入社を決めています。既卒の就職率が45%で、従業員数が1000人以上の大企業に就職する人が42%なので、45%×43%=19.35%。したがって、既卒5人に1人が大企業に入るという計算になります。

正直結構難しいですが、大企業に入りたいという強い願望があるならチャレンジしてみると良いと思います。

2019年時点で、就活サイトで、既卒を受け入れようとする上場企業は、89件見つかりました。

既卒者が、上場企業を受けるとしたら実際にどのくらいの企業を受けられるのかをRe就活を使って調べてみました。その結果、89件見つかりました。

検索の条件は、「正社員」、「社会人経験不問」、「上場企業」です。
こういった企業で興味が持てるものに応募してみると良いと思います。

Re就活は、求人サイトなので、自分で求人に応募して、選考の対策をしないといけません。エージェントに行けば、自由に企業を選択できるなんてことは、ないので大手企業に行きたい人は、まず自分で応募してみてください。

Re就活の公式サイトはこちら

とはいえ、既卒の内定率は、新卒の半分で、就職活動はかなり厳しい。転職で大手企業を狙うのが現実的。

以下の図は、2018年度マイナビ大学生内定率調査の結果です。
新卒、既卒に、8月の時点で内定があるかを聞きました。

引用 マイナビ

新卒は、8月の終了時点で、約8割の人が企業から内定を頂いて、企業の正社員への就職に成功しています。一方、既卒の人は、約半分の45%の人しか企業から採用されていません。かなり就職率が落ちています。

既卒で大企業に入れない方は、転職で狙うのが現実的

既卒の方で、「有名大手企業が良い」とか「あの仕事でないと嫌」などを言って、中々就職が出来ない人がたまにいます。ただ大手企業にこだわるあまり、既卒期間を延ばすことは良くありません。既卒は就職活動で不利な立場にいると言わざる負えません。

既卒の応募を受け付けても、半分の企業が既卒を採用していない

厚生労働省が調べた「労働経済動向調査」の中で、 既卒の応募を受け入れた企業の中で実際に既卒を採用したか?という調査の結果です。その業界平均だと47%が既卒を採用したことがないと答えています。

ただでさえ、応募できる企業が多くないのに、実際に応募してもほとんどが不採用。これが実態です。結局企業は、ポテンシャルで人を採用するので、年齢が重要です。なので、新卒と既卒で同じくらいの能力なら結局新卒の方を採用してしまいます。

もちろん既卒から大企業に入社する方はいるのですが、現実的に考えると、とりあえず中小、ベンチャー企業に入ってその後に転職を狙うのが一般的です。

既卒の中には、海外の大学に行っていて、就職活動をしていない方や大学時代に起業をしていて就職活動をしていなかった人もいます。そういった人が大手企業などへの就職率を大きく上げているということも考えられます。

中小、ベンチャー企業でも実績を残せば、大手企業にはいける

既卒は、社会的な評価が低く、大手企業のような倍率の高い会社には入りづらいです。しかし社会人になって仕事で成果を出せば、そのような評価を覆すことが可能です。
以下の図は、労働政策研究・研修機構で行われた調査で、企業が中途採用を実施する理由です。

大企業が中途採用をする1番の理由は、専門分野の高度な知識やスキルを持つ人が欲しいからです。実は、中小、ベンチャー企業出身の人でも大企業に行く人はいます。その方の多くは、客観的に見ても実績をあげられている人です。要するに会社の中で、数字を作れている人です。

なので、社会に出るのが遅れたとしても、「こころざし」次第では、十分社会で活躍できる人材になれます。あなたに必要なことは、1日でも早く社会に出て、1日でも早く仕事で実績を作り、その実績を基に転職活動をすることです。あなたが若くにその領域に到達出来たら、きっとあなたの願いも叶うはずです。

既卒の就職活動のやり方を知りたい人は、以下のページを参考にしてください。

既卒は就職支援をしてくれるハローワークかエージェントがおすすめです。

既卒の人が就職する際には、ハローワークかエージェントがおすすめです。どちらも求人選びの方法から書類選考、面接対策までをも無料でしてくれます。

ハローワークとエージェントの違い

ハローワークは、公的な就職支援サービスです。一方エージェントは、民間の就職支援サービスです。

ハローワークとエージェントの大きな違いに、求人掲載料があります。企業が求人を出す際に、ハローワークは、無料で、エージェントは有料です。この違いが大きな差を生み出しています。

ハローワークは、よくも悪くも求人の質がバラバラです。たまに優良企業が、無料だから出してみるかくらいの気持ちで、求人を出す場合もあります。しかし採用されるかは、別な話で優良企業の採用ハードルは高いです。

そうなると中小、ベンチャーなどそこまで人気がない企業へ就職するのが現実的です。ただこれらの企業は、本当に玉石混合です。企業というのは、そもそもサービスや商品を売って、お金を儲けています。その中から給与を従業員などに払っています。

ハローワークに掲載している企業の中には、ハローワークにしか求人が出せない儲かっていない企業もあるのが事実です。そういった企業が悪事を働かすこともあります。なので注意が必要です。

以下は、NHKが報道した求人トラブルです。

求人情報と実態が全然違うと報道されました。
私のもとにも、中退後に就職活動をして正社員で入社したのに、実はアルバイトだったということも聞きました。なのでハローワークよりエージェントの方が良いと思います。

エージェントは、ブラック企業を排除してくれます。

民間のエージェントは、ハローワークと違い企業の求人掲載料が有料です。したがって、ある程度のレベルの基準で、ブラック企業をフィルタリングします。

エージェントによっては、エージェントの価値を上げるために徹底的に、ブラック企業をフィルタリングしているところもあります。なのでエージェントを利用した方が良いでしょう。しかし地方の方は、求人がないかもしれません。

以下がエージェントの対応エリアです。

エージェントの対応エリア 

サービス名対応地域
DYM就職 東京 神奈川 千葉 埼玉 北海道 宮城 神奈川 愛知 大阪 京都 神戸 三重 愛媛 岡山 広島 福岡 熊本
ウズキャリ 東京、大阪、名古屋、福岡 、沖縄
(上記の5都市で就職するなら、電話・skype相談でも利用可)
ウズカレ東京
就職Shop東京、埼玉、千葉、神奈川、兵庫、大阪、京都
ハタラクティブ東京、神奈川、大阪、名古屋、福岡
いい就職ドットコム 東京、大阪、名古屋、横浜
上記以外の都市でも、電話相談が出来れば使えます。ただ求人が少ないので、他のエージェントが使える人は、そちらが良いです。
ジェイック 東京、千葉、神奈川、埼玉、宮城、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡、広島、北海道

基本的に、エージェントは東京、大阪、名古屋、福岡にあります。いい就職.comは、地方でもOKと言っていますが、本当に求人があるかというと微妙です。ただ1度チャレンジするのも価値があると思います。

エージェントの選び方、おすすめのエージェントも紹介しているので、以下を参考にしてください。