新卒と違って、既卒は就活に有利な時期がほとんどありません。


既卒と新卒での就職活動の違い。就職に有利な時期ってある?

新卒で就職活動をするのと既卒で就職活動をするのは、基本的に全然違います。新卒では、基本的に若手の人材を大量に抱え込む一括採用が基本になります。大企業、中小企業、ベンチャー企業が一気に採用を始めます。

「新卒枠」として採用されれば、他の新卒者と同様に、入社日は新年度の4月1日です。 「秋採用枠」で内定が出た場合、入社は一般的に9月~10月になります。

一方既卒の採用は、新卒採用で十分な人材を確保できなかった企業や新卒入社した人が辞めた企業が採用活動をします。新卒の場合は、ある時期に一気に採用活動が始まるのですが、既卒は企業が人を採用したいと思ったら採用活動をするので通年採用となります。

既卒に有利な就職の時期はある?

下の部分でも話しますが、求人が多くなる時期というのはあります。ただそういった時期にこだわるより、なるべく早めの行動をすることが最善だと思います。

例えば、営業職で実績を出してから、更に難易度高い営業職に行く場合は、実績をアピールするので年齢は関係ありません。しかし未経験職種へのチャレンジの場合、ウリにするのは若さと意欲です。そうなると時間がたてば、たつほど就職が不利になっていきます。

既卒でも就職率が80%を超える就職活動の仕方がありますので、以下の記事を参考にしてください。

既卒でどうしても人気な大企業に入りたい方は、転職で狙いましょう。

既卒の方で、たまに「有名大手企業が良い」とか「あの仕事、あの会社でないと嫌だ」などを言っている人がいます。既卒でもそういった企業に入る方もいます。

ただそれは、留学していて就職活動が出来なかった人や高学歴で学生の時に起業をしていて、就職活動が出来なかった人など特別な理由が存在します。そういったこともなく、普通に就職活動をして、既卒になってしまった方は、超人気企業は厳しいです。

ただ社会人になって仕事で成果を出せば、そのような評価を覆すことが可能です。
以下の図は、労働政策研究・研修機構で行われた調査で、企業が中途採用を実施する理由です。

大企業が中途採用をする1番の理由は、専門分野の高度な知識やスキルを持つ人が欲しいからです。実は、中小、ベンチャー企業出身の人でも大企業に行く人はいます。その方の多くは、客観的に見ても実績をあげられている人です。要するに会社の中で、数字を作れている人です。

なので、社会に出るのが遅れたとしても、「こころざし」次第では、十分社会で活躍できる人材になれます。あなたに必要なことは、1日でも早く社会に出て、1日でも早く仕事で実績を作り、その実績を基に転職活動をすることです。あなたが若くにその領域に到達出来たら、きっとあなたの願いも叶うはずです。

新規求人数が増えるのは、8~10月、1月~3月。

既卒の就職は、中途採用枠での採用になります。なので、中途採用の新規求人数を1年単位でみてみましょう。引用は、DODAです。

新規求人数
引用  https://www.saiyo-doda.jp/guide/kihon/time

新規求人数の折れ線グラフの波も、例年同じ形で推移しています。グラフから新規求人数が最も増えるのは8~10月、1月~3月、逆に求人数が落ち込むのは、5月と11月~12月だと分かります。

8~10月、1月~3月に新規求人数が多い理由

10月は3月期決算の企業が上期から下期に切り替わる時期です。上期の実績に応じて下期の予算や営業方針が変わるため、 8~10月 に求人数も一斉に増える傾向にあります。 また、既卒、第二新卒の方と新卒採用で秋入社の方への研修を一本化するために、この時期から募集をかけるケースもあります。

1月は、12月期決算の企業では期が切り替わるタイミングです。年度初めの1月に、予算が変わるタイミングで一斉に募集をかける傾向にあるようです。 また、既卒、第二新卒の方と新卒採用で4月入社の方への研修を一本化するために、1月から3月に募集をかけるケースもあります。

5月と11月~12月に新規求人数が少ない理由

5月に新規求人数が少ない理由は、新卒採用の時期と関係があります。5月は新卒採用の準備に追われている時期であり、特に新卒採用と中途採用を同一の採用担当者が行っている企業では、新卒採用が一段落してから中途採用に着手する傾向があります。

採用担当者が分かれているケースでも、新卒採用に備えて中途採用の担当者が準備を手伝うことがあり、一時的に中途採用の募集が落ち着く傾向にあります。

11月~12月は年末という季節要因で業務量が増え、企業が中途採用に力を入れられない事情があります。

既卒に有利な就職の時期はある?

求人が多くなる時期というのはあります。ただそういった時期にこだわるより、なるべく早めの行動をすることが最善だと思います。 理由は、時間がたつほど就職が不利になるからです。 未経験職種へのチャレンジの場合、ウリにするのは若さと意欲です。早めの行動が1番就職率を上げます。

既卒でも就職率が80%を超える就職活動の仕方がありますので、以下の記事を参考にしてください。

既卒が新卒枠で就職するのは、とても難しいです。特別な事情がない限りには、早めの就活を。

既卒の方でも新卒枠で就職活動をしようと思う人がいます。ただ特別な事情がない限りおすすめできません。もしあなたが、金融、出版社、テレビ、エンタメ、メーカー大手など新卒でしか入れない業界に入りたいなら、新卒で就活をするしか選択肢がないので、そうすべきです。しかし中々難しい現状があります。

新卒で就職活動をしても、既卒になった時点で60%の企業しか応募を受け付けません。さらに既卒の期間が長くなればなるほど、更に応募できる企業が減ります。

以下は、厚生労働省の調査、「労働経済動向調査」の中で、明らかになったものです。

左の図は、新卒採用枠で既卒者が応募可能か?という問いの結果です。2018年現在で、全体の43%のみが応募可能だったと答えています。サービス業に関しては、18%しか既卒者の応募を受け付けていません。

右の図は、既卒が応募可能だった40%の企業の中で、既卒に年齢制限をかける企業は、35%あり、そのうち何年までなら既卒を受け入れるかを聞いた結果です。
年齢制限をかけている企業の93%が3年までなら既卒の応募が可能だと答えています。

分かりやすく言うと、新卒の時に企業への応募が100社可能だったとしても、既卒になれば40社のみです。1年もすれば8社減り32社。3年もすれば28社まで減ります。この28社の会社のレベルってどれほどでしょう?人が全く集まらない超不人気な企業か、人が入ってもすぐやめてしまうブラック企業なのではないでしょうか?あなたの可能性は確実に減っています。

既卒の求人に応募可能でも、実際に50%以上の企業が既卒を採用していません。

更に残酷なデータがあります。厚生労働省が調べた「労働経済動向調査」の中で、 既卒の応募を受け入れた企業の中で実際に既卒を採用したか?という調査の結果です。その業界平均だと47%が既卒を採用したことがないと答えています。

ただでさえ、応募できる企業が多くないのに、実際に応募してもほとんどが不採用。これが実態です。

新卒も既卒も受け入れている企業に採用されるのは、新卒で就活しても内定がもらえるのだけれども、「留学していた」「直前にやむを得ない事態で入社、就活出来なかった」などの特別な理由がないと企業から採用されません。

このことを企業の採用担当からも聞いたんですけど、新卒と既卒で同じくらいの能力なら結局新卒の方を採用してしまうと言っていました。

既卒の内定率は、新卒の内定率の半分です。

以下の図は、2018年度マイナビ大学生内定率調査の結果です。
新卒、既卒に、8月の時点で内定があるかを聞きました。

引用 マイナビ

新卒は、8月の終了時点で、約8割の人が企業から内定を頂いて、企業の正社員への就職に成功しています。一方、既卒の人は、約半分の45%の人しか企業から採用されていません。かなり就職率が落ちています。

新卒で、難しい企業を狙うより、社会で実績を上げてから転職をした方がリスクは低い

既卒は、社会からの評価が低いです。しかし社会人になって仕事で成果を出せば、そのような評価を覆すことが可能です。以下の図は、労働政策研究・研修機構で行われた調査で、企業が中途採用を実施する理由です。

大企業、中小企業ともに、中途採用をする1番の理由は、専門分野の高度な知識やスキルを持つ人が欲しいからです。実は、中小、ベンチャー企業出身の人でも大企業に行く人はいます。その方の多くは、客観的に見ても実績をあげられている人です。要するに会社の中で、数字を作れている人です。

なので、社会に出るのが遅れたとしても、成果次第では大企業に入ることも可能です。あなたに必要なことは、1日でも早く社会に出て、1日でも早く仕事で実績を作り、その実績を基に転職活動をすることです。あなたが若くにその領域に到達出来たら、きっとあなたの願いも叶うはずです。

既卒の就職率が80%を超える就職活動の仕方がありますので、以下の記事を参考にしてください。

既卒は就職支援をしてくれるハローワークかエージェントがおすすめです。

既卒の人が就職する際には、ハローワークかエージェントがおすすめです。どちらも求人選びの方法から書類選考、面接対策までをも無料でしてくれます。

既卒で就職活動をしていると、中々周りに悩みを相談できない人も多いです。やはり既卒特有の悩みってあると思います。同じような経験を持っている人も少ないし、社会人の友達に就職の相談をするのも気が引けると思います。そういう人でも気軽に行けるのが、 ハローワークやエージェント です。

ハローワークとエージェントの違い

ハローワークは、公的な就職支援サービスです。一方エージェントは、民間の就職支援サービスです。

ハローワークとエージェントの大きな違いに、求人掲載料があります。企業が求人を出す際に、ハローワークは、無料で、エージェントは有料です。この違いが大きな差を生み出しています。

ハローワークは、よくも悪くも求人の質がバラバラです。たまに優良企業が、無料だから出してみるかくらいの気持ちで、求人を出す場合もあります。しかし採用されるかは、別な話で優良企業の採用ハードルは高いです。

そうなると中小、ベンチャーなどそこまで人気がない企業へ就職するのが現実的です。ただこれらの企業は、本当に玉石混合です。企業というのは、そもそもサービスや商品を売って、お金を儲けています。その中から給与を従業員などに払っています。

ハローワークに掲載している企業の中には、ハローワークにしか求人が出せない儲かっていない企業もあるのが事実です。そういった企業が悪事を働かすこともあります。なので注意が必要です。

以下は、NHKが報道した求人トラブルです。

求人情報と実態が全然違うと報道されました。
私のもとにも、中退後に就職活動をして正社員で入社したのに、実はアルバイトだったということも聞きました。なのでハローワークよりエージェントの方が良いと思います。

エージェントは、ブラック企業を排除してくれます。

民間のエージェントは、ハローワークと違い企業の求人掲載料が有料です。したがって、ある程度のレベルの基準で、ブラック企業をフィルタリングします。

エージェントによっては、エージェントの価値を上げるために徹底的に、ブラック企業をフィルタリングしているところもあります。なのでエージェントを利用した方が良いでしょう。しかし地方の方は、求人がないかもしれません。

以下がエージェントの対応エリアです。

エージェントの対応エリア 

サービス名対応地域
DYM就職 東京 神奈川 千葉 埼玉 北海道 宮城 神奈川 愛知 大阪 京都 神戸 三重 愛媛 岡山 広島 福岡 熊本
ウズキャリ 東京、大阪、横浜、名古屋、福岡 、沖縄
(上記の6都市で就職するなら、電話・skype相談でも利用可)
ウズカレ東京
就職Shop東京、埼玉、千葉、神奈川、兵庫、大阪、京都
ハタラクティブ東京、神奈川、大阪、名古屋、福岡
いい就職ドットコム 東京、大阪、名古屋、横浜
上記以外の都市でも、電話相談が出来れば使えます。ただ求人が少ないので、他のエージェントが使える人は、そちらが良いです。
ジェイック 東京、千葉、神奈川、埼玉、宮城、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡、広島、北海道

基本的に、エージェントは東京、大阪、名古屋、福岡にあります。いい就職.comは、地方でもOKと言っていますが、本当に求人があるかというと微妙です。ただ1度チャレンジするのも価値があると思います。

エージェントの選び方、おすすめのエージェントも紹介しているので、以下を参考にしてください。

最後に大切なのは、行動力です。最後まで諦めない姿勢が内定につながります。

既卒になると、仕事をしているわけでもないし、学生でもないから、世間から隔離されている感覚がある人もいると思います。また自信を失って、何をやっても上手くいかないのでは?と思う方もいると思います。ただその状況を変えるには、とにかく行動をするしかありません。