既卒1年目、2年目の就活。少なくとも3年以内には就職を決めましょう!


既卒になると就職が難しくなります。新卒とは何が違う?

既卒と新卒での就職活動の違い

新卒で就職活動をするのと既卒で就職活動をするのは、全然違います。新卒では、基本的に若手の人材を大量に抱え込む一括採用が基本になります。大企業、中小企業、ベンチャー企業が一気に採用を始めます。

一方既卒の採用は、新卒採用で十分な人材を確保できなかった企業や新卒入社した人が辞めた企業が採用活動をします。したがって新卒の方が多くの企業に入れる可能性があります。また既卒には、ネガティブな印象を持つ人が多く、それも厄介です。

補足 第2新卒と既卒の違い

基本的に、既卒と第2新卒は同じです。既卒も第2新卒も欠員補充になります。ただ第2新卒は、正社員経験がありの人たちを指すのに対して、既卒は正社員経験がない人を指します。企業からの評価は、職歴が1年以上の第2新卒>職歴が半年以上1年未満の第2新卒=既卒>職歴が半年未満の第2新卒です。

既卒3年以内は、新卒扱いとするも、既卒の内定率は、新卒の半分です。

厚生労働省は、卒業3年以内の既卒者を「新卒枠」受け入れるように企業に通達をしました。この通達を受け、多くの企業が卒業後3年以内の既卒者をスキルを問わない「新卒枠」で選考してくれるようになりました。なので、既卒にも追い風が吹いていると言いたいところですが…。

既卒の就職率は、45%。新卒は就職率83.4%

以下の図は、2018年度マイナビ大学生内定率調査の結果です。
新卒、既卒に、8月の時点で内定があるかを聞きました。

引用 マイナビ

新卒は、8月の終了時点で、約8割の人が企業から内定を頂いて、企業の正社員への就職に成功しています。一方、既卒の人は、約半分の45%の人しか企業から採用されていません。かなり就職率が落ちています。

既卒は、少なくとも3年以内に就職を決めましょう。 最初に求人が大きく減るタイミングは25歳です。

以下は、厚生労働省の調査、「労働経済動向調査」の中で、明らかになったものです。

左の図は、新卒採用枠で既卒者が応募可能か?という問いの結果です。2018年現在で、全体の43%のみが応募可能だったと答えています。サービス業に関しては、18%しか既卒者の応募を受け付けていません。

右の図は、既卒が応募可能だった40%の企業の中で、既卒に年齢制限をかける企業は、35%あり、そのうち何年までなら既卒を受け入れるかを聞いた結果です。
年齢制限をかけている企業の93%が3年までなら既卒の応募が可能だと答えています。

分かりやすく言うと、新卒の時に企業への応募が100社可能だったとしても、既卒になれば40社のみです。1年もすれば8社減り32社。3年もすれば28社まで減ります。

求人が大きく減るタイミングは、25歳、27歳、30歳です。

上記の図でも求人数が大きく減るのは、既卒期間が3年を超えた場合です。応募を受け付けるギリギリのタイミングは、2年以上3年以内が一番多いです。浪人せずに、大学を卒業するのは、22歳です。既卒3年に突入すると25歳になります。

この25歳と24歳では、企業からのイメージが全然違います。なので既卒期間が3年に突入する前に、就職を決めることを目指しましょう。その他に求人が大きく減るタイミングは、27歳と30歳です。

既卒の就職は、既卒の就職で正しいやり方があります。既卒の就職率が80%を超える就職活動の仕方を伝えるので、以下の記事を参考にしてください。

既卒になった理由、空白期間を聞かれた時の対処法

既卒の方は、「既卒になった理由は何ですか?」、「既卒の期間何をやっていましたか?」などのネガティブ質問をしてきます。その時の返答で苦労する方が多いです。

そもそも社会人経験のない既卒に企業が求めていることとは?

実は、既卒者には社会人経験や業務にまつわる知識・スキルがないことは、企業の採用担当者も分かっていますし、企業もそこには期待をしていません。企業の採用担当者が既卒に期待しているのは、入社後に成長して、企業の利益に貢献してくれる人材になるかどうかだけです。

したがって企業が既卒を採用する際に重要にしているのは以下のようなことです。

  • 出来る人の意見を素直に聞け、成長出来るポテンシャルを持っているか?
  • 入社意欲が高く、入社後に辛いことがあっても頑張れる人材か?
  • 企業で実際に働いても、周りの人や求職者自身に良い影響があるか?

もちろん企業によって、細かな採用基準は異なりますが、多くの企業採用担当者が共通して、チェックしているのは上記のようなものです。

過去に良くない出来事があるなら、それを正直に認め、反省し、どのような行動をとっているか説明することが大切。

既卒になった理由は、公務員試験を受けていたとか、就職活動に失敗したとか、起業をしていたとか様々あると思います。どうして今までやっていたことを辞め、就職へ切り替えたのか?、大きな実績を残せていない場合、その期間に対して思うことは何なのか?などの話は、面接官にとっても重要な話です。

誇れるような実績がある場合を除いて、大切なのは挫折した経験を認め、これから良くしていきたいと思っているかが問われています。

既卒の面接についてさらに詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。

既卒は就職支援をしてくれるハローワークかエージェントがおすすめです。

既卒の人が就職する際には、ハローワークかエージェントがおすすめです。どちらも求人選びの方法から書類選考、面接対策までをも無料でしてくれます。

既卒で就職活動をしていると、中々周りに悩みを相談できない人も多いです。やはり既卒特有の悩みってあると思います。同じような経験を持っている人も少ないし、社会人の友達に就職の相談をするのも気が引けると思います。そういう人でも気軽に行けるのが、 ハローワークやエージェント です。

ハローワークとエージェントの違い

ハローワークは、公的な就職支援サービスです。一方エージェントは、民間の就職支援サービスです。

ハローワークとエージェントの大きな違いに、求人掲載料があります。企業が求人を出す際に、ハローワークは、無料で、エージェントは有料です。この違いが大きな差を生み出しています。

ハローワークは、よくも悪くも求人の質がバラバラです。たまに優良企業が、無料だから出してみるかくらいの気持ちで、求人を出す場合もあります。しかし採用されるかは、別な話で優良企業の採用ハードルは高いです。

そうなると中小、ベンチャーなどそこまで人気がない企業へ就職するのが現実的です。ただこれらの企業は、本当に玉石混合です。企業というのは、そもそもサービスや商品を売って、お金を儲けています。その中から給与を従業員などに払っています。

ハローワークに掲載している企業の中には、ハローワークにしか求人が出せない儲かっていない企業もあるのが事実です。そういった企業が悪事を働かすこともあります。なので注意が必要です。

以下は、NHKが報道した求人トラブルです。

求人情報と実態が全然違うと報道されました。
私のもとにも、中退後に就職活動をして正社員で入社したのに、実はアルバイトだったということも聞きました。なのでハローワークよりエージェントの方が良いと思います。

エージェントは、ブラック企業を排除してくれます。

民間のエージェントは、ハローワークと違い企業の求人掲載料が有料です。したがって、ある程度のレベルの基準で、ブラック企業をフィルタリングします。

エージェントによっては、エージェントの価値を上げるために徹底的に、ブラック企業をフィルタリングしているところもあります。なのでエージェントを利用した方が良いでしょう。しかし地方の方は、求人がないかもしれません。

以下がエージェントの対応エリアです。

エージェントの対応エリア 

サービス名対応地域
DYM就職 東京 神奈川 千葉 埼玉 北海道 宮城 神奈川 愛知 大阪 京都 神戸 三重 愛媛 岡山 広島 福岡 熊本
ウズキャリ 東京、大阪、横浜、名古屋、福岡 、沖縄
(上記の都市で就職するなら、その他の地域でも電話・skype相談が可能)
ウズカレ東京
就職Shop東京、埼玉、千葉、神奈川、兵庫、大阪、京都
ハタラクティブ東京、神奈川、大阪、名古屋、福岡
いい就職ドットコム 東京、大阪、名古屋、横浜
上記以外の都市でも、電話相談が出来れば使えます。ただ求人が少ないので、他のエージェントが使える人は、そちらが良いです。
ジェイック 東京、千葉、神奈川、埼玉、宮城、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡、広島、北海道

基本的に、エージェントは東京、大阪、名古屋、福岡にあります。いい就職.comは、地方でもOKと言っていますが、本当に求人があるかというと微妙です。ただ1度チャレンジするのも価値があると思います。

エージェントの選び方、おすすめのエージェントも紹介しているので、以下を参考にしてください。

最後に大切なのは、行動力です。最後まで諦めない姿勢が内定につながります。

既卒になると、仕事をしているわけでもないし、学生でもないから、世間から隔離されている感覚がある人もいると思います。また自信を失って、何をやっても上手くいかないのでは?と思う方もいると思います。ただその状況を変えるには、とにかく行動をするしかありません。

なるべく早めの行動が良い就職先を見つける最善の方法です。例えば、営業職で実績を出してから、更に難易度高い営業職に行く場合は、実績をアピールするので年齢は関係ありません。

しかし未経験職種へのチャレンジの場合、ウリにするのは若さと意欲です。また新卒と違って、既卒、第2新卒の就職、転職にすごく有利な時期はありません。あなたが今日何もしなかったら、これから先の人生今以上に就職が有利になることはありません。