今回は、文系からIT企業に就職して、プログラマー経験がある、ほりごたつのブログのほりごたつさんにインタビューをしています。
ほりごたつさんは、文系→SEになった経験があり、その経験からプログラミングなどについても書いています。インタビューの内容を読んで、もっと詳しい話を聞きたくなったら、ほりごたつのブログにぜひ行ってください! Twitter(ほりごたつ@文系女子SE×ブログ )
それでは、プログラマーの仕事について聞いていきます。
目次
プログラマー未経験から正社員になると、どのような仕事をやる人が多いのですか?
未経験だとプログラマー兼テスターのような仕事をすることが多いと思います。 テスターというのは、作られたITシステムがしっかり動くか確認する仕事です。
多くは既に作成されたチェックリストに沿ってテストを実施、検証します。なので、設計書通りにプログラムを組んだり、組んだプログラムが正しく動くことを確認します。 その後、だんだんと難しい仕事をするようになります。
1日の詳しいルーティーンを伺っても良いですか?
ひたすらプログラムと戦い続けている日は、以下みたいな感じになります。
09:00 出社:レビュー指摘など返ってきていないかメールを確認。
09:30 作業:ひたすら既存のプログラムコードを読み解き、今回の案件に沿った内容にするためにどうプログラムを修正したらいいか考える
12:00 昼食:同僚と一緒に社食
13:00 作業:修正できたが、コンパイルが通らず(機械に認識されるプログラムになっておらず)、何が悪いのか必死に悩む
16:00 休憩:コンパイルに悩みすぎたので気分転換にコンビニへ。お菓子を買う。
16:10 作業:やっぱりコンパイルが通らない
17:45 作業:やっとコンパイルが通る。上司にレビュー(内容確認)依頼のメール提出。
18:00 報告:今日の進み具合などを軽く口頭で報告して帰宅。
プログラマーってやはり知的労働なのですね。
分からない事とか、難しいことと真剣に向き合って、考えている印象です。
月の労働時間や年収は、どのような感じですか?
未経験時は、月の労働時間170H(1日8H×21営業日)とかで年収300万程度からはじまりました。過酷な案件に巻き込まれ時は、月労働時間255H(残業85H)くらいの時がありました。
年収は、人にもよりますがプログラマーの平均年収は、360万円程度だそうです。もちろんその金額より多く貰っている人もいます。
SIerと言われる、企業からITシステムの納品などお願いされて作る受託企業などは、案件になどによって、働き方が左右されるのですね!
プログラマーがフリーランスになることは、可能ですか?
フリーランスになったことがないので、詳しく分からないですが可能だと思います。ただ自分のスキルを会社に売って、お金をもらうという働き方になるので、あまりにもスキルがないと難しいと思います。
特にSEの要素があるかは、重要な気がします。プログラマーって家を作る際の大工みたいなものです。現場監督の設計図を見ながら、木材を加工するのが大工の仕事だと思います。大工だけでは家が出来ないと思います。
お客様が満足していただける家を作るには、お客さまの好みを聞きながら設計図を書いたり、設計図通りに建物を作る現場監督のような役割も大切です。そういった役割をするのがSEです。そういった経験がないとフリーランスは厳しいと思います。
フリーランスになると何が変わるんですか?
フリーランスは、会社を通じないで仕事をもらう個人事業主です。なので仕事自体は、そんなに変わらないと思います。ただ自分の責任で仕事をうけないといけないので、会社員のように継続的に仕事をもらえる保証がありません。
一方で、給料レンジが上がる可能性があります。日本だと正社員の雇用は、法律上守られています。その分を見越して、企業は給料を安く設定しています。そういったしがらみが消えるので、優秀な人の給与は上がると思います。
「プログラマーのフリーランスになると年収が1000万円!」みたいな情報がながれますが、プログラマーとしてのスキル、案件を獲得する営業力、安定的に仕事を任せてもらえるような信用が必要なのですね。
プログラマーの仕事が将来なくなると思いますか?
今時点でも、プログラムを組む、テストをする、くらいであればある程度自動化されていたりします。これからAIが本格的にこの業界に参画すれば、プログラマーの仕事はAIに取って代わられ、誰であれ仕事を失うのかなと予想してます。
強いていうなら「問題発見能力がある」人が生き残りやすい(SEとしても活躍できる)のかと思います。目の前にどんな問題があって、それをプログラムでどう解決できるか。それを発見し考え解決できる力がある程度あるプログラマーが淘汰されずに生き残るものと考えます。
プログラマーだけの話ではないですが、やはりAIなどに一部の仕事が代替される可能性もあるのですね。
プログラマーのやりがい、大変なところ、向いている人について伺います。
プログラマーをしていて、大変だと思うときはどんな時ですか?
プログラムが動かないときですね。先輩プログラマーからしたら、当たり前に出来ることでも初心者が躓きやすいポイントがあります。上手く解決きず、悩み続けた日とかは凹みます。
プログラマーをしていて、良かったと思うときどんな時ですか?
自分の携わったシステムが無事動き始めて実際に使えるところを目の前で見た時です。
プログラマーは、どんな人が向いていますか?
じっくり腰を据えてプログラムと向き合える人。根気強さが必要だと思います。
プログラマー未経験から正社員になるには、どのようにすれば良いのですか?
新卒であればロジカルシンキング要素とハッキリした志望動機や将来のビジョンがあれば受かることが多いです。一方、中途などの場合はポートフォリオ(自分で作った簡易なプロダクト)を作成して「こんなものを作ったよ」アピールをできないとダメという話をよく聞きます。
それで、ポートフォリオを作る際には、恐らく C言語やJavaが出来ると良いと思います。プログラマーになれば、様々なプログラム言語を活用して、お客様の要望に応えていきます。
その際に、 C言語やJavaの仕組みが理解できていれば他の言語の理解に時間がかかりません。したがって、C言語やJavaでポートフォリオを作れれば、採用される可能性が高いと思います。
プログラミングスクールでもポートフォリオ作成の時、Javaを採用していたりもしますよね…。
どういった会社に入った方が良いとかありますか?
日本のIT業界の会社を分けると3つです。
LineやYahooなどの自分の会社でサービスを作っている自社開発系企業。
ITシステムを上手く作れない会社から仕事を依頼されて開発する受託開発企業(SIer)。
受託開発企業や自社開発企業でITエンジニアが足りない場合に、人材を派遣する人材派遣会社(SES)。
もしプログラマーになるだけであれば、SIerも自社開発もSESも何も変わらないと思います。だからどの企業に入っても問題ありません。
しかし将来的にSEになりたい方は、なるべくSIerや自社開発企業に入りましょう。SESだと、 派遣された SIer、自社開発企業の方に色々決められてしまいます。
またSIerでもなるべく仕事を発注している会社と近い方が良いです。SIerってクライアントから仕事を依頼され、元請けSIerが下請けSIerに仕事を発注するみたいな構造になっています。 下請けだと仕事が単純で、市場価値が上がりづらい可能性があります。
元請SIerであることをアピールしたい企業はだいたい「取引先主要顧客」などをホームページに載せてたりするので、そういった情報も参考にすると良いです
。
とはいえ、SESとして修行を積んでから、自社開発、SIerに転職することも可能です。またSESでも会社によっては、SEの仕事をさせてくれたりします。
採用市場を見ていると、未経験から中途で元請SIerや自社開発に入るのは、難しいかもしれません。各企業とも中途だと採用枠が多くないので、入社の難易度が上がります。そういった場合は、まず入れるところに入った方が得策かもしれませんね。
結局、年齢と実績・スキルが見られます。初めての就職で自社開発企業や元請けSIerに入れなくても仕事を頑張っていれば、転職でチャンスがあるようです。
以上がプログラマーに関してのインタビューでした。
未経験からプログラマーになるなら、研修をうけてから就職するのがおすすめ。
未経験からイプログラマーになるには、研修付きのエージェントをうけると良いです。というのもプログラマーになるにはポートフォリオが重要です。
またポートフォリオ作りだけでなく、プログラマーという仕事を知らないまま就職活動をすると、ミスマッチが起きやすいです。
なので研修をうけて、仕事が自分に合うか確かめてから就職をするのがおすすめです。それで、今回おすすめするエージェントは、ウズカレです。
株式会社UZUZが運営している研修付きエージェントです。研修をうけてから就職活動になります。ウズカレを詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。