文系の大学院を辞めたいと思うなら、中退して就職活動した方が得かもしれませんよ。


文系の人が大学院に進むメリットは、大きく2つ。

①資格がとれる。

文系大学院に行くメリットは、資格です。文系大学院に行くほとんどの方が、こちらに該当するのではないでしょうか。

そういった大学院で、代表的なのが法科大学院です。弁護士、検察官、裁判官などの法曹関係に行く人は、司法試験に合格しないといけません。その受験資格に法科大学院に進学し、修了することになっています。

他には、人気が高い心理カウンセラー系の資格である臨床心理士。臨床心理士指定大学院か臨床心理士専門職大学院を修了することが受験資格になっています。あと大学院に行った方が良いのは税理士。これは、大学院に行き、修士論文が 国税審議会の審査を通れば、会計学なら1科目、税法なら2科目が免除されます。

②自分が好きな研究が出来る。

資格以外で、文系の人が大学院に行くメリットは、本気で研究に取り組み、何かしら新しい発見を出来ることの喜びです。研究意欲がある人にとっては、自分の研究を進めるために、教授や院にいる仲間と議論を行い、さらにはさまざまな設備を利用出来る大学院は、最高な場です。

学会発表や論文提出などが近づき、寝れない日が続いたとしても辞めたいとは思わないという人がいく場所です。 出来れば、どこかの大学の教授のポスト、もしくは研究機関などに、就職したいくらいの気持ちがないなら行くべきではありません。

もし研究が好きで好きでしょうがないんだけど、どうしても今の研究で行き詰っていたり、指導教員との関係が上手くいっていないなら、『研究テーマ』や『指導教員』の変更を相談すればよいだけです。

文系の大学院を辞めたいと思っている人は、結構やばいですよ。

文系の大学院を辞めたいと思っている人は、少しやばいと思います。理由は文系の大学院の場合、どうしても大学院に行きたいと思っている人だけが行くべき場所だからです。その理由を話します。

文系の大学院生は、学部生より就職が不利です。

以下は、大学の学部卒と院卒の人の卒業後の進路です。
学部卒、院卒の新卒の学生が正社員へ就職する際に、専攻している学部によって就職率が変わるかのか?についてのデータです

学部別大学卒の進路状況( 平成30年調査 引用 文部科学省 )
学部別大学院卒の進路状況( 平成30年調査 引用 文部科学省 )

理学、工学、農学、保健などの理系の学部は、学部卒より院卒が就職で有利です。
一方、家政、教育、人文科学、社会科学などの文系の学部は、学部卒と比べ、院卒では就職で不利になっています。このように同じ大学院卒でも理系と文系では就活の難易度が違います。

就活で、理系の大学院卒が有利で、文系の大学院卒不利な理由

理系の大学院生の就活で、特に有利なのが、大手メーカーの研究・開発職などへの就職です。
理由は、理系の大学院生は、 研究室で研究した内容を基に就活出来るからです。要するに大学院で習ったことの延長に、 メーカーの研究・開発職があります。

なので企業が理系の院卒を採用する際は、大学院でどのような研究をしたかで決めます。 企業からしたら研究・開発職で、優秀な、研究者を新卒で採用したいと思うと、どうしても理系の大学院卒の人を採用するしかありません。

やはり学部卒と修士課程、人によっては、博士課程までいって、専門の分野の研究や修士論文、博士論文などを作成してきた人では、その分野の専門家としての知識の差はかなり大きないので、どうしても大学院卒を採用せざる終えません。したがって、理系の院生なら博士後期課程ぐらい行っても問題ないでしょう。

文系の大学院生だって、研究室で研究した内容を基に研究者や大学の教授になるなどの就職先を探せるなら、修士課程、博士課程で論文を書き、修士、博士になることは、問題ありません。

しかしそれ以外のところに就職しようと思うと、修士、博士までいくと企業から懸念される可能性が高いです。

理由は、研究した内容と企業が求めていることが違うので、評価されないからです。院までいっていると年齢もあがっており、企業は採用を見送ることが多いです。

文系の大学院を辞めたいなら、早めに中退して社会に出た方が良いですよ。

企業が新卒、既卒を採用する際に求めること

文系の大学院生が中退した場合の立ち位置は、下の図で言うと、左側です。社会からしたら経験・スキルがない部類です。企業からすれば、ポテンシャルでの採用になります。(そりゃ営業するのと大学院の研究室で研究をする際に求められるスキルは違うので、当たり前といえば当たり前ですが…。)

企業の採用活動と社会での立ち位置

ポテンシャル採用で重要な事は、「年齢が若い」「社会人として最低限必要な基礎的な能力がある」、「入社後に成長して会社に貢献できる人材になるという意欲がある」の3つです。

院卒で、研究が凄かろうが、修士・博士であろうが、研究や論文を書くプロセスの中で得た、経験や知識を使わなければ、ゼロから仕事を覚えないといけません。したがって、ポテンシャルでの採用になります。

会社に入って成長するかが重要で、ポテンシャルが同じような場合、学部卒と院卒のどちらを企業はとりたいと思いますか?
当然企業からしたら若い方をとりたいですよね。 給料も学年相応分安いし、早くから就活をしているので、学部生の方が意識が高いと思われるからです。

このような状況では院生は不利になります。研究したことを活かして就職する人なら、大学院に行っても不利になると言うことはありませんが、何も目的意識がないまま、学部生よりも2年以上多く学生として過ごしてきたという場合、理系の院卒でも企業からの評価がマイナスになりやすいです。

大学院に進んだことで企業の採用のハードルが上がり、企業側は当然、「2年以上学生を続けた分の付加価値」を求めます。その付加価値をつけられる自信がないなら早めに就活をしましょう。

ちなみに転職の時でも企業から年齢は、 気にされます。特に未経験職種への挑戦などは、年齢で区切られることも多いので、しっかりとした目的意識を持って大学院に通っている人以外は、早く社会に出た方が良いです。就職活動をしたい方は、以下の記事をください。

文系の大学院中退者が就職する上で、大切なのは中退理由とその後の行動です。

文系の大学院中退者は、企業が求めている事を話せないと不採用の連続です。

人材を採用する理由は、企業が抱えている問題を解決してもらうためです。なるべく事前に企業が抱えている問題を理解してから、面接に臨むべきです。

会社ごとに具体的な採用ニーズはバラバラです。企業の具体的な採用ニーズを理解した上で、自分が適任だと面接で、伝えることが重要です。

文系の大学院中退・退学理由は、聞かれても良いように準備しておいてください。

企業にとっては、

  • なぜあなたが 大学院を中退に至ったのか
  • 今は、大学院中退に対してどう感じているのか
  • 今後どういうキャリアプランを持っているか
  • 自分を採用するメリットは何か

などはとても気になることです。就活の面接でも、恐らくかなり聞かれるところです。

理由は、企業に入っても途中で辞められたら困るからです。基本的に中途退学者は、企業から好感を持たれないと思っていてください。

「教授とうまくいかなかった」人は、「職場でも相性の悪い人がいたら辞めてしまうのでは」と懸念されてしまいますし、「研究に興味がなくなった」人は、企業に入ってもまた「興味がなくなったら辞めてしまうかも」と思われる可能性が十分あります。

ここで重要なことは、大学院中退になってしまったことの理由を他責することなく認め、その経験を活かして次の具体的な行動を起こしていることかが重要です。

大学院中退した人の面接対策について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

文系大学院を中退・退学すること自体は、悪いことではない。

大学院中退=「悪」だと思っていて、大学院に居続けようとする人がいます。親に学費も出してもらっていますからね。でもよく考えてください。大学院は、どうして通う必要があるのでしょう?どうして親は学費を出すのでしょう?

それは、大学院を通うことであなたの人生が豊かになると思っているからではないでしょうか?

「中退をしない」という目的のためだけに、2年以上のときを大学院で過ごすのは、あなたの人生にとって良いことではありません。
大学を卒業し院へ行くまでに描いていた自分のキャリアと、院で研究を進めるうちに考え始めたキャリアが異なる場合、早いうちに中退することを決断をしたほうが私は、得策だと思います。

もしも中退にそんなに悪いイメージがあるなら、あなたのこれからの人生の取り組み方で、中退という意味を良いイメージに出来ればよいのではないでしょうか?

「大学院中退」を悪にするのも、最良の選択にするのもあなた次第です。しっかりとした大学院中退の理由と今後の目標をもてば、中退も就活も後悔しない選択ができます。

文系の大学院を中退した人は、エージェントを使って就職することをおすすめします。

文系の大学院を中退して、就職活動をしたい人は、エージェントを使うのがおすすめです。
エージェントでは、あなた専属の担当者が、あなたに合った求人の紹介、書類選考の対策、企業の採用面接の対策まで、企業に採用されるための全てのプロセスを無料でサポートしてくれます。

エージェントを使うメリット① 就活で内定できる可能性が高い

転職エージェントを使うと、書類選考、企業の面接で不採用になった場合、エージェントの担当者から、不採用になった理由も知れますので、次の対策が取りやすいです。どう考えても就活の成功率が上がります。

エージェントを使うメリット② 大学院中退に寛容な求人が多い

大学院中退者や院卒にネガティブなイメージを持っている企業はあります。そういった企業には、どんなに準備して、応募しても残念ながら相手にされません。しかし大学院中退だから必ず不利という訳でなく、一度失敗して、挫折経験があるからこそ、それをバネにして頑張るのではないかと既卒に期待をしている企業もあります。

しかも既卒を採用している会社は、ブラック企業のようなランクが低い会社だけでなく、優良企業もあります。すごく良い製品やサービスを展開しているのに、CMをうっていないかったり、大衆向けでないビジネスをしているので会社の知名度は、低い。だから優良企業なのに既卒が欲しいという会社もあります。

エージェントを使うメリット③ 研修つきのエージェントがある。

実は、就職エージェントの中にも、研修付きのエージェントがあります。仕事が全く未経験の人でもエンジニアや営業の研修をうけ、企業に就職する前に仕事の体験をし、その経験を基に就活します。したがって全くの未経験でも意欲があれば問題ありません。

エージェントの利用の流れと使い方

就職エージェントの利用の流れ

①エージェントへの登録
②キャリアアドバイザーとの面談、求人提案
③企業への応募
④書類、面接選考
⑤内定&入社

という流れになっています。